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鉛筆画

制作者のご紹介 ; 6組 宮田繁二様。宮田様は定年退職後の趣味として鉛筆画を始められて以来、もう12,3年になるそうです。絵画教室に通ったりもせず、全くの独学ながら、単なる鉛筆によるスケッチでは物足らず、リアルさを追求した鉛筆画を目指して来られました。宮田氏が取り組んでおられる鉛筆画は大きく分けて二つのパターンがあります。一つは、草花や器物などといった現物を前にして観察しながら書いてゆく「写生」と、新聞や写真集などに掲載されている人物や建築物などの写真を拡大して「模写」する鉛筆画です。いずれも色鉛筆ではなく、黒鉛筆だけのモノトーンによるリアルさの追求です。「写生」の場合は、微妙な肌合いや光沢、ガラスの透明感などをどう表現するかが出来栄えを左右し、「模写」の場合、特に顔写真の拡大模写では、左右の眼の間隔が1mm狂っていても別人のようになってしまうので、原図の厳密な寸法取りから始め、スケールと電卓が欠かせないそうです。ご自宅を訪ねると、窓際の作業机の周囲には小道具が並んでいます。使用されている紙は、いわゆる画用紙ではなく、表面が滑らかでケバ立ちの少ないケント紙で、42cm×30cmサイズです。鉛筆は6H,5H・・・・H,F,HB,B・・・・10Bまでの20種類ぐらいを使い分け、ナイフで荒削りし、紙やすりで芯を尖らせるというやり方です。鉛筆も様々なら消しゴムも用途、目的に応じて各種を使い分けておられました。そして欠かせない道具が拡大鏡(ルーペ)です。また拡大模写のために、その都度電卓で計算していては大変なため、各倍率ごとの寸法換算表も準備されていました。題材を決めたら、まず3~4Hの鉛筆で薄く全体像を描き、徐々に、徐々に精密に形と濃淡を再現してゆくという緻密な作業です。平均して1日3時間程度作業机に向かい、一つの作品が仕上がるまで約2週間程度だそうです。10年以上続けておられると、何年も前に書いた同じ題材を改めて書いてみると、以前の作品は見劣りするそうです。それほどに鉛筆画は奥が深いし、これからも更にリアルさを追求してゆきたいと楽しそうに話しを聞かせて頂きました。

 

何かの写真を拡大模写された作品です。その一部を拡大撮影してみました。点描ではなく、あくまで濃い,薄いの塗り分けで影や反射を表現されていることが分かります。